このシステムを使っている雑誌は、雑誌の様々なセクションで出版されるアイテムに一連の読書ツールを提供することができます。読書ツールは、雑誌の読者が現在読んでいる研究論文を解釈、評価、利用する際の背景情報を提供し、専門家も初心者も共に支援できるように設計されています。様々な学問分野用の読書ツールが開発されており、雑誌管理者は雑誌の読書環境を整えるために、これらのツールからふさわしいものを選択し、更新や編集を加えることができます。読書ツールにより、読者が関連のフォーラムに参加したり、著者に連絡を取ったり、別の読者とアイテムを共有したりすることもできます。

読書ツールの動作原理: 読書ツールは、付随する特定の論文やアイテムの背景情報を提供することを目的としています。読書ツールは読んでいる論文やアイテムの右側のフレームの中に表示されます。まず、読書ツールは、アイテムのインデックス情報、印刷版、著者の経歴へのアクセスを読者に提供します。また、読者が、アイテム中の単語を調べたり（HTML版の任意の単語をダブルクリックする）、著者や他の読者にメールを送信したりすることを可能にします。また、読書ツールは、アイテムからキーワードを取り出し、選択したツールセットに基づいて、関連の研究、著者のその他の業績、出版やメディア、政府のWebサイトなどのカテゴリの下にグループ化されたオープンアクセスのデータベースやその他の情報源のサーチエンジで検索するよう設計されています。また、読者は、選択した情報源の背景情報にもアクセスすることができます。研究、メディア、教育に関わらず、各カテゴリについて、読書ツールは参考とすべき複数の選択肢やデータベースを提供していますが、各情報源の説明ページへのリンクを提供することにより、読者が各データベースについてより詳しく知ることができるようにしています。（雑誌管理者は、既存の情報源の編集・削除ができるだけでなく、新しい情報源を追加することもできます）。